ブルベの話　その肆

　ロングライドで苦しんでいる人多いのでは。
そう、お尻の痛みです。　
脚が疲れ、腰や手が痛くなった上にこの追い打ち。
　
この痛みのせいでブルベを途中リタイアした人知ってます。　自分も正直忍耐ギリギリの時が多いです。（皮が剥けて血が滲んだ事多々あり）　

この苦痛から逃れる為、よく言う『サドル沼』にハマるのだと思います。

自分も既に５つサドルを変えましたが、未だ最高のサドルに出会えていません。　
２００kmくらい走らないと結果が見えないと言う事で、評判の良い高級サドルに手を出していません。　

サドルは個人差があって、その人の正解が分かりにくい部品です。　合わなかったらと思うとなかなか高価な商品に手を出し辛いですよね。
トライ＆エラーをしながら探していくしかないので、それまで間を別な対策で乗り切らないといけません。

自分もやっている手軽に出来る対策をいくつか上げてみます。

・保護クリームの塗布

摩擦から皮膚を保護するクリームがあります。
これをお尻に塗布しながら、長距離を走ります。幾つかのメーカーから商品が出ていますので気に入った物を使えば良いでしょう。

どの商品も指定された使用法があり、どれも事前に塗って時間を置く様なので、用法をよく確認しましょう。

使用中のクリーム：
（株）アースブルー：プロテクトJ1
（株）インナーファクト：ガーニーグー

・自転車専用パンツ

お尻に出来るだけ良質のパットが縫い付けてある物を履きましょう。　
当然ある程度値がはりますが、一度でもお尻を痛くした人なら惜しくは感じないでしょう。

参考メーカーHP：
パールイズミ
モンベル
ラファ

・乗り方を工夫

ブルベで一番短い距離が２００kmなので、約１０時間くらい自転車に乗ります。
この間、少しでもサドルに当たる時間が短くなるようにしたり、当たる箇所を分散させる工夫をしながら走ります。

具体的には、
１、ダンシングなど腰を浮かせた走行を増やす。
２、信号などの停車中はサドルに座らない。
３、時々前後左右にズレて座り、圧が集中
　　しないようにする。
などです。

プロ級はペダルに多く体重が掛かるので、結果サドルにあまり体重が乗らないそうです。
アマチュアはそんな強靭なフィジカルを持ち合わせていませんので、地道な対応で乗り切りましょう。